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ゴリとラーのAV放浪記

鑑賞したAVを、感想文的にブログに記録しておこうと思います。

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恥ずかしいカラダ 長い脚の女の子 司ミコト

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司ミコトを被写体にしたカンパニー松尾監督のハメ撮りドキュメント作品である。

最初はインタビューから始まっており、ヒールを履くと長身な監督と

同じ目線になるくらいの背の高い女優さんを撮り辛いと述べているのが印象に残り、

会話の中では、エロ話は一切なされておらず、イジメを受けていた過去や

オタクでコミュ障である事、自分に自信がないと言いつつも


見られるのは好き、笑わせるのも好きと言い、

実際のところ、お笑いコンビを組んでライブにも出ていたと述べているが、

これは挫折に終わったとも話しており、

どちらかと言えば、暗い過去と言えるものであろうが、

ダークサイド的な暗さはなく、普通の範疇であると個人的には捉えた。


この後、ホテルでのハメ撮りへと展開しており、

手探りなのか様子見なのか監督は、ゆっくりゆっくりと仕掛けているが、

一向にケイデンスも上がらず、ギアも上げておらず、

女優は相も変わらず高いパフォーマンスを発揮しているものの

絶頂シーンは皆無である。それはそれで是非もない事かもしれないが、

一つ気になったのは、キスシーンがなかった事である。


次いで、2日目の撮影となってインタビューから始まっているが、

ここでは、AVに出演した動機が語られている。

よくあるAV女優をステップにして飯島愛の様な文化人になったり、

及川奈央の様にHNK大河に出演する程の俳優になったり、

小松のみゆきの様に「映画デスノート」に出る女優になる夢などではなく、

ステレオタイプの答えである、AVに興味があったとかHが好きだとかでもない。

彼女がAVに出る目的は、お金の為。それも裕福な生活をする為ではない。

彼女は、すごく不幸な境遇であり、二十歳そこそこの身でありながら

母親と3人の兄弟を養う一家の大黒柱である。

ただ、彼女は憂いを見せず、深刻ぶるでもなく、淡々と笑顔を話す事から、

そこに、悲惨なものは感じさせない。

そして、最後のハメ撮りへと展開している。

監督の趣味で、女優はキャンペーンガールの様なレオタード姿にされており、

相対的に最初のカラミよりもマシなものの

ここでのハメ撮りも低調なもので、やはり絶頂シーンはなく、

またもやキスシーンがない事には、本当に違和感を感じずにはいられない。


その後、1日目のインタビューで映されなかったシーンが流れる。

彼女は、心を病んで1年間AVを休業していたが、

その理由は人間関係。DVを受けたとも述べている。

この事から、彼女は男性不信に陥っており、更には男性蔑視にまでこじらせている。

それに対して希望を持ち続ければ、信じていれば、諦めなければ、

きっと素敵な男性が目の前に現れずはずと監督は言うが、

別段、諭す風でもなく、言い聞かせる風でもなく、

普通の会話の中の一説に感じられた。


ここで、「彼女の行動で気になることがあった」と断りが入り、

アリの巣を破壊する女優は映し出され、その事に対して監督はたしなめるが、

彼女は一向に気にする事はなく、ヘラヘラと笑っている。

そして、エンディング。イメージシーンと共に以下のテロップが流れる。


『彼女と色々話したけど

なーんも通じていなかった

なーんも映っていなかった

そりゃ、世代とかも違うけど

生きてるフレームが全く違った

イヤなものを撮った

彼女は最近 カメラを始めたと言った

帰りたかった

それでも僕らはセックスをする

それでも僕らはセックスをする

不器用だって生きて行ける

優しい気持ちがあれば

J-POPみたいでイヤだけど

オラもオジサンになった』


普通の、そして薄味のハメ撮りドキュメント作品が、

最後の最後で、ディストピアと化す。

だが、それは、カンパニー松尾監督の心情の中だけの帰結である様に感じられた。


彼は、何も通じない、何かもが違うと言うが、

それは、信じていればと言う前提で希望があると述べたが、

でもそれは彼女に届いてなかったと言うことであろうか。

個人的には、そこまで酷いものとは感じなかったが、

彼の美学、信念、センチメンタリズムには相容れない存在価値だったのだろうか。


彼は、最後のテロップで「イヤなものを撮った」「帰りたかった」と吐露する。

だから、気の抜けた様なハメ撮りだったのか、

キスシーンがなかったのかと合点がいくが、納得出来うるものではない。


それは彼の中での帰結でしかない。


僕は「嫌なものを見た」とも「途中で見るのを止めたい」とも感じなかった。

だからこそ、中途半端なのだ。味が薄く、安いのだ。

最後のテロップで、そんな事言われて納得する事は絶対に出来ない。

結局のところ、突き詰めていけば、映像から伝わってこないのである。


AVでありながら気の抜けたカラミ、

個人的にはドキュメントとして見ているから、それはそれでよいが、

なら、もっとディストピアを見せるべきであろう。

嫌なものを見せられて、途中で見るのを止めたいと思える程に。

それがないから、監督の中だけで自己完結しただけの廃棄物に成り下がっている。


「テレキャノ」が当たり、「BiSキャノ」で脚光を浴び、

稀代のハメ撮り監督が、舞台挨拶監督に、Tシャツ屋のおやじに、

そしてコラムニストになって「向こう側」に行ってしまったのだろうか。

そう言えば、最近の作品で松尾監督がバイクに乗っているシーンを見ていない。


ここ数年、僕はカンパニー松尾作品をよく見ている。

そして、本作は、近年稀に見る駄作である。


本編とは関係のない事だが、本作を見て、ふと思い出したのは、

古いが、良作である「パラダイス オブ トーキョー」と言うアダルトビデオ。
観終った後の気持ちが、よく似ていた。



恥ずかしいカラダ 長い脚の女の子 司ミコトドキュメントD-1 CLIMAX パラダイス オブ トーキョー 夢咲こよい


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