ゴリとラーのＡＶ放浪記

1年半ぶりに内村りなを起用したカンパニー松尾監督による

ハメ撮りドキュメント作品である。

尚、前作は「軟体」をフュチャーしたものである事から

今作は女優を1人のオンナとして撮影するコンセプトであると述べられている。

「恥ずかしいカラダ」シリーズでよく見るドライブでの会話シーンから始まるが、

女優さんはノリノリで、自らスカートを全開で捲し上げて股間を弄っており、

公園でのデートでは男女共に、これまたノリノリで女優は自らの意思で下着を晒し、

激しいベロキスを見せながらお互いの体を弄り合うと言うノリが良いとかではなく、

本気モードに突入しており、車内に戻るとセックスに展開している。

途中、監督は続きはホテルで的な提案をしてるのものの

白昼の駐車場と言うロケーションにも関わらず

ホテルで本番をキメる為のステップとはかけ離れたカラミを見せて

止まらないどころか加速していき、女優はだいしゅきホールド気味に、

監督は勢い余って、中出しフィニッシュをキメており、

女優は絶頂していない事など全く気にならない程に、

疾走感が半端ないハメ撮りである。

ハメ撮りならではのと言うよりもハメ撮りだからこその疾走感と言い換えてもよい。

また、エロに特化したビジネス的な雰囲気は感じられず、

勢いに流されていく2人の姿を見ていると

打算的なものでなく、お仕事チックな印象も皆無である事から

エロティックなドキュメントとしては見応え十分である。


この後、中華料理に舌鼓を打ち、帰りのドライブでは、

女優のＡＶに対する赤裸々な想いが語られている。


後半は、数日後に撮影されて旨、テロップで説明されており、

前半とは打って変わってドキュメント色の濃いシーンから始まり、

本邦初公開と言う女優の自宅でカメラを回す監督に対して

女優さんがクグロフと言うフランス・アルザス地方のお菓子を作りながら

色々な事を語っている。

ここではエロい事は皆無であり、この後、自宅を出てのドライブ、

途中、ベトナムのサンドウィッチであるバインミーを食し、

昨年、免許を取得した女優の運転でラブホを目指す事となる。


ラブホでのハメ撮りは、カーセックスと違いダイナミックに体を動かせる事で

相対的にハードなカラミとなっているが、前半戦の様な疾走感はなく、

じっくりと絡み合う男女の姿が映し出されている。

女優の絶頂が2度見られ、フィニッシュは、前半の勢い的なものではなく、

確信的な中出しフィニッシュとなっている。



初っ端のデートから加速度的にエロモードに突入して

カーセックスへと至って中出しフィニッシュと言う

トップギアで全開アタックをかける様な疾走感溢れるカラミ。

そして、後半のラブホでは、じっくりと時間をかけて絡み合うハメ撮り。

その両方共に、女優はビジネス的な雰囲気を見せておらず、

自然体である事から、ドキュメントとハメ撮りが乖離することなく、

ドキュメントの中に、カラミが内包されたと言うか

ドキュメントタリーとカラミが一体化したものの様に思われ、


さらには、向上心を持ち、自分を律する事ができる

魅力的な女優さんの素顔が映し出され、

女優さんが「家はお城にしたい」と述べている自宅が映し出されている事により、

その生来の性質や人柄が感じられ、

ドキュメントとしてのクオリティを高めるものとなっている。


結果的に、派手さはないものの外連味のない素晴らしいハメ撮りドキュメントである。



ラストは、可愛らしさとエロティック際立つイメージシーンと共に

以下のテロップが流されている。


『彼女は出来る

料理だって、セックスだって

彼女は持っている

冷静さと大胆さ

オンナとして完成されている

そー見えてしまう

それがいーことか悪いことか

わからないけれど

新体操したり

水商売したり

ＡＶ女優したり

中出ししたり

お菓子作ったり

運転したりしながら

2015年の春はこんな感じだったと

後で無邪気に思えるような

そんなこれからであって欲しい』






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