一応、ドラマテイストな作品であるが、
オナニー&フェラ抜きパートは、童貞男の夢であり、
続く、フェラ抜きパートは、ヒロインの夢と言う体裁で、
この後、お酒を飲んでほろ酔いのヒロインに、胸の谷間を見せ付けられるなど
性的にからかわれた童貞男が、押し倒すと弾き飛ばされて冷静になった所で、
お姉さんが教えてあげる的な流れで、女優のリードでのセックス。
そして、ラストは、あまりドラマ的な設定が伴わない
良い意味で普通のAVでよく見かけるセックスとなっている。
初っ端のオナニーでは、殊の外、女優のパフォーマンスが素晴らしいので、
導入部において期待感があり、興味を持てると言う成功に近い形になっているが、
この後、フェラ抜き2連発と言うのは、冗長に感じらて退屈であり、
よい流れを断ち切る様な演出は、特にドラマ作品では致命的である。
また、童貞男とヒロインの夢から始まっている事で、
ドラマ作品でよくある初めから破綻と言う事は免れているものの
夢から現実へと至る繋目の演出のイマイチ感が拭えない。
そもそも論としてドラマ作品と言うのは、
その性質上、直接的なエロとは関係のない
小芝居などに時間を割かなければならず、
一見、寸劇そのものには意味がないように見えるが、
結果的に、ユーザーの感情を移入させる事で、
セックスをよりエロく見せる効果がある。
逆に言えば、セックスをエロく見せる効果のない芝居は、何ら意味を持たない。
今作では、意味のないシーンに時間を掛けている事で、時間を無駄にしており、
ストーリ上、後半、立て続けのセックスまでが冗長に感じられ、
そうであるならば、肝心要のセックスにもう少し時間を
割いて女優の素晴らしいポテンシャルで強引に押し切った方がよかったかに思われる。
さらに言えば、ドラマとしては破綻してはいないものの
盛り上がるべき要素は皆無であり、ドラマティックな展開もなく、
ドラマ作品と言うよりは、ただシチュエーションが設定されているに過ぎない様に
感じられた。端的に言えば、見るべきものがないと言う事である。
ただ、女優は感度抜群にビクつき、痙攣して喘ぎ悶えて感じまくり、
ビクビクとした激しい痙攣を長々と見せて何度も絶頂すると言う
高い性的パフォーマンスを発揮して見応えのあるカラミを見せており、
結果的に、抜ける作品である。