快楽に堕ちるようなストーリーではなく、
終始、レイプされることを嫌悪している設定であるが、
泣いているのか感じているのかわからない濡場なので、
鬼畜や陵辱とは、かけ離れた印象である。
個人的には、最後まで泣き叫ぶようなリアル感のあるレイプものは、
嫌いなので、そういう意味では、嫌悪感なく見れた。
基本的にドラマものは嫌いではない。
ドラマシーンは、濡場をよりエロく見せる為のギミックだと思う。
言い換えれば、ドラマという設定が、ただ単に絡みを見るよりも
より興奮させてくれるのに有効に働く。
逆に、そういう効果がなければ、ドラマものの意味がないし、
ドラマパートはいらないし、早送りする分、費用対効果が悪くなる。
本作は、初っ端から、七海なな演じる女教師や男優田淵演じる教師の
回想シーンに時間を費やしているが、冗長なわりに効果が出ているとは思えない。
しかし、タカラ映像のようにドラマそのものが破綻してる訳でもないので、
見れて見れない事はないはないし、なんとかドラマの体裁は保っている。
七海ななの作品を見るのは、S1への移籍第一作以来、2作目である。
彼女は、スタイルは良いとは言いがたい。巨乳でもなく
クビレもそれ程ではなく、どちらかと言うと幼児体形。
顔も系で言えば、ロリ系である。
しかしながら、肉の付き方なのだろうか、
個人的に、七海ななの体つきには、なんとも言えないエロさを感じる。
また以前は、エロさを感じるボディだけの印象だったが、
本作では、かなり感じ方がよかった。
ほとんどが、感じまくれない設定のレイプパートなのだが、
最初のカラミでは、痙攣系のよい逝き方を見せてくれる。
150分と通常のAVより30分も長いが、フェラ抜きシーンに
無駄に時間を割いており、またレイプシーンも
感じているのか泣いているのかわからない仕様であるので、
本作は、冗長に感じて飽きてくると言うか集中力が続かない。
そういう意味では、よいドラマものとは言い難いが、
最初のシーンは通常の濡場であり、七海ななの感じ方・イキ方が
個人的趣向に合致してるので、このパートでは抜けた。
結果的に、使えるパートは最初のカラミだけであったが、
確実に、抜ける作品ではある。