ゴリとラーのＡＶ放浪記

BabyEntertainmentでよく見かける坂本鳴緒監督の作品。
しかし、ベイビーのように暴力的にアクメに持っていくのではなく、
じっくりと性感を高めて快楽に導くどちらかと言うとソフトなイカセものである。

内容は、一応五部構成からなる。
一応というのは、チャプター上区分けられてるからで、
流れ的に、切れていないチャプターがある。

1,インタビューだが、キャラを知る為でなく、素を出す為的な事が
テロップに出ているが、内容はグタグタで、趣味の釣りの話等している。
そしておもちゃ責めに移り羞恥責めで女優が泣き出すが、羞恥の為ではなく
「どうしていいかわからなかった」から泣いたというオチである。
インタビューアーとしての能力は著しく乏しい監督である。

2,ベットでマイクロビキニ姿からの監督得意の指でのボルチオ開発。
ビキニは、すぐずらすので着ている意味はあまりないように感じた。

3,チャプター的には別けられているが、上記のシチュエーションからの針治療。
性感度を上げる為と称しているが、針を刺したままおもちゃ責めが始まる為
個人的に見ていて、危ないと心配になり集中出来なかった。

ここまで、性感を高める施術的な体裁であるが、時間を多く割いて
しまっている。極端に言えばイメージとテロップだけでよいシーンである。

4,仕切り直さず、同じ流れからのセックス。

5,低周波マッサージ器やディルドーをつかったボルチオ開発。
ここまでのシーンで、性感が高まり最後はスパンキングで逝った体裁だが、
実際には感じていても「イク」とは言っていない。
スパンキングでもイクように性感が高まったと言うファンタジーでもよいが、
作り手の詰めが甘いと言うか、「イク」のが確認出来ていないことで、
すべてが台無しになった感がある。

6,ラストパートであるが、時間が残されておらず唐突にカラミの途中から始まる。
性感がクライマックスに高まったシチュエーションであるはずなのに、
時間が短いせいで性急なカラミであり。
個人的に、最後はじっくりと責めて感じる姿を見せて欲しかった。

すべてのパートと言うかこの作品自体に言える事だが、画質が悪い。
今時のＡＶの品質ではなく、一昔前の画質のような印象である。

女優であるが、Ｓ級ではないが、可愛らしい面持ちの細身の肢体である。
Ｅカップにしては、どちらかと言えば小ぶりに感じるバストである。

今村美穂は初見であるので、他の作品がどうなのか知る由もないが、
よく感じており、派手さはないが痙攣系の感じ方をしており、
逝った後もピクピクする。

また、感じて体に力が入ると、うっすらと付いた脂肪から
浮かび上がるように筋肉が浮き出てくる姿がエロい。

作品のクオリティは低く、肝心の濡場の時間が短いのもあり
抜けるシーンは限られてくる。

結果的に、女優のパフォーマンスが良いので、微妙ではあるが、抜ける作品ではある。