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ゴリとラーのAV放浪記

鑑賞したAVを、感想文的にブログに記録しておこうと思います。

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テレクラキャノンボール2013 賞品は神谷まゆと新山かえで

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始めに:本記事は、勝者、着順及び多くのエピソードを完全に封印しており、

一切合切『ネタバレ』はありません。

それ故に、抽象的な表現に終始しており、読み応えもありません。そうあれかし。


本作『テレクラキャノンボール』は、東京から仙台、青森を経由して札幌までを、

バイクと車でレースをし、テレクラ、ストリートナンパ、出会い系サイト、

出会い喫茶などで素人女性をゲットしてハメ撮ると言う過酷なバトルを描いた

10時間にも及ぶ壮大な総天然色の長編ドキュメント娯楽大作である。


初日は、東京から札幌まで300㌔を踏破した後に、
深夜3時までセックスステージを戦うと言うサバイバルな戦いが繰り広げられる。

尚、レースとセックスのステージは別モノではあるが、それは密接に結びついている。
なぜならば、レースでのポイントの差を、ある者は広げる為、
ある者は縮める為のモチベーションとなるからである。

また、セックスステージであるが、仕込まれたAV女優をハメ撮る様な
甘いものではく、素人女性をAVに出演させる為に口説き落とした上での

ハメ撮りであり、さらにハメた後にも長々とオンナと男が語り合うシーンもあり、
これはもはや単なるハメ撮りではなく、人間模様が描かれていると言っても
過言ではない。



そしてキャノンボールを戦う6人の漢たち。

嵐山みちる監督。

彼はよい意味でも悪い意味でも普通である。だから巧くバカ踊りが踊れない。
だが、それがいい。狂気の世界に投げ出された人間の行動は、実に実に興味深い。


そして、タートル今田監督。

彼もまた普通で、さらにマイペースである。嵐山監督とつるんでいる光景も多かった。
だが、彼もまたハナジブー、いや失礼、HMIMイズムの申し子なのであろう。
終盤、彼は自らの意思で常識の彼方へダイブしてバカ踊りを踊る。


そして、デフェンディングチャンピオン、ビーバップみのる監督。

彼の話術は、トンデモ教の教祖なんてレベルではなく、
彼の狂気のトークが女性を狂喜させる様は筆舌に尽くし難く、
もはや彼は仙人であり、堕仙人である。


そして、バクシーシ山下監督。

前回同様、是非もなく引きが強く、
負けず嫌いな闘志を飄々とした面影に隠してバカ踊りを踊る。彼は変わらない。


そして、カンパニー松尾監督。

一瞬、陰りを見せてヒヤっとさせてくれるが、彼もまた変わらない。
鋼鉄の銀馬を駆って灰色の地平線を踏破して踊りまくる。

この2人の大オヤジ達は、私の勝手な希望である。

常識と言うのは神様の決めたルールではない。ならば、ならばこそ、
それを逸脱してバカ踊りを舞い踊る彼らに、未来の安心を感じる。
そんな個人的な下衆い他力本願を叶えてくれた彼らには感謝します。


そして、梁井一監督。

私は彼が嫌いだった。でもキャノンボールでの梁井一は好きだ。むしろ大好きだ。
弱さを見せながらも20世紀のキャノンボールのあの時のあやつらの様な
度を越したバカ踊りはイカれてるし、イカしている。
彼は奇跡の様な存在だ、冗談の様なと言い換えてもよいくらいの。

耐性のない僕は、あの瞬間、いや、あの次の瞬間、彼とシンクロして酷い目にあった。
食後でなくて幸いであり、食後であれば大惨事だったに違いない。


後、忘れてはいけないのが、キャノンボールを支えるスタッフの皆さん。

平沢大輔審判部長。やはりこの人がいなければならない。この人がいなければ、
本作は、クリープを入れないコーヒーの様になったであろう。


そして、アキヒトさん。客観的なカメラ、それもバイクからの映像であることで、
レースシーンに素晴らしい臨場感を醸し出し、半端なくかっこいい映像が見られる。


そしてメインカメラのKENSAKU監督。立場上目立つ存在ではないのだけれど、
地味に、戦士達の力になったりと縁の下の力持ちとなる。



仙台から青森。フェリーを挟んでの函館から札幌へのRUNステージ。

爆弾低気圧の為、予定の半分の行程でレースが行われた後、

最後の決戦、一心不乱の札幌のセックスステージに突入する。


ここまででポイント差は開いているが、それでもまだまだ勝負の行方はわからず、

余裕に油断を見せて滑落していくモノ。マージンに安心出来ずに、がっつくモノ。

そして、多くのツワモノが逆転や勝利を目指して人外の道に踏み込んでいく。

ある者はおっかなびっくり、ある者は自爆テロの様な勢いで。

それでも尚届かない。満身の力をこめて振り下ろした鬼札さえも燃え尽きる。

なぜならば、全員が勝者にはなれないのだから。

順位が激しく入れ替わり、戦いは儚く鋭利に加速して

そして遂には決着が付けられる。



小樽から新潟へのフェリー上で、

シャンパンファイトに酔いしれるチャンピオンに、トロフィーと賞金

そして商品として神谷まゆが与えられる。

今となっては引退したが、彼女はh.m.p専属の単体女優だ。
それがHMJM作品に出ると言うのはインパクトはある。

ただ、彼女はバカ踊りを踊れず、「shall we dance」を踊る。

そして、もう一人、新山かえで。

そのキャラもあるのであろう、バカ踊りを踊る彼女はボールガールに相応しい。


戦いは終わりを告げたが、フェリーの中、宴は続く。前回と違い長々と。

「シャカシャカキャノンボール2013」が開催されたり、

裏キャノン用の撮影が行われたり、

謎のフェリーガールりんちゃんがバカ踊りを舞い、

戦いの中で残した悔いを成仏させる為に、

ヤルかヤラナイかの人生なら、ヤル人生を選ぶツワモノ。

そして、もう一つの物語が紡がれる。それは理解出来なくはないが、

個人的には歪な流れに感じられた。


そして、新潟から東京へのチャンピオンのウィニングラン。

キャノンボールと言う舞台に登壇した演者達のパレード。


天と地のはざまには、我々の想像力では思いもよらない事があることを、

彼らは、その身を持って体現してくれた。

眠りから叩き起こされ、髪の毛をつかまれてで引きずり降ろされ、

眼をこじ開けられて見せつけられた。


歓喜、狂気、オンナと男の人間模様、

どうしようもない大馬鹿共が、素敵で素晴らしい愉快な仲間達が、

鉄風雷火の限りを尽くしてキレてイカしたバカ踊りを踊り切り、

抱腹絶倒、拍手喝采、驚愕、そして吐き気すら覚える一心不乱のバトルをおっばじめ、

常識を振り切り、ボーダーラインを踏破する姿を見せてくれた。

それは、もう感動すら覚えるし、最高で絶頂すら覚える。



本作は、抜きに特化した作品ではない。それは作品の初っ端にテロップで語れている。

抜きに特化しないAVは、もはや絶滅危惧種であろう。

それなのに、既存の普通のAVよりも遥かにおもしろい。

そして企画自体は20世紀からあるものだ。それなのに目新しい。

確かに、本来AVは抜くための道具である。

抜きに特化しないAVなどと言うものは、本末転倒なのかもしれない。

それでも、ここまで楽しませてくれた。それも最高にだ。

また、『テレクラキャノンボール2013』は2時間に編集された上で映画化された。

単館上映であるが、盛況であったと聞く。

AVと言うジャンルでしか作れない、抜くか抜けないかを度外視した

クオリティの高いオリジナリティー溢れる作品。

抜くためのAVが衰退していく中、

本作の様な作品はもう一つの可能性なのかもしれない。



最後に、本記事は全て抽象的な言葉だけで構成しています。

言いたい事は山ほどあるのですが、

これから観る人、現在鑑賞中の人にとっては、

帰結した結果もそうですが、それよりもそこに至る過程の方が重要だと判断しました。

私なら、何も知りたくないし、何も聞きたくもない。

故に、意味不明の駄文となってしまいました。

よって、本作を見るか見ないかと言う判断材料にはならないでしょう。

また、もう観終わった人々にとってもただ単に流れを

トレースしただけのものに写るでしょう。

それでもね、この『テレクラキャノンボール2013』と言う

オンナと男のドキュメントは素晴らしい作品なんですよ、結果的に・・・・。


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COMMENT

人間ドラマ

「テレクラキャノンボール2013」僕も見ました。

10時間で20回爆笑・10回絶叫・3回泣いて4発抜きました。

誰にでもオススメできる作品ではないですが、カンパニー松尾ファンには絶対見てほしい作品ですね。

出演者全てに見せ場がある最高の人間ドラマだと思います

| とよはし | 2014/03/02 01:40 | URL | ≫ EDIT

とよはし様へ

コメントありがとうございます。

仰る通り、見る人を選ぶ作品とは思いますが、

人間模様を描いた長編ドキュメント娯楽大作ですね。

| ゴリとラー | 2014/03/03 23:57 | URL |















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