ここで宣伝材料と言われて全裸になってオナニーをさせられ、
1度だけであるが、キレのある激しい痙攣を長々と見せて絶頂すると言う
ポテンシャルの片鱗を味わわせてくれる。
尚、顔バレしないようにと女優はマスクを被った上で首輪を装着しており、
以降はこの姿のままである。
次いで、一軒家と言うピンとこないプロダクションのオフィスに
ＡＶメーカーの中の人役の男優小塚竜一が訪ねてくると
女優は、正座して出迎えると即シャクさせられて嗚咽を漏らし、
部屋に移動してハメ撮りと言う展開になっている。
ここからおもちゃ責め、フェラ抜き、セックスと続き、
120分で5部構成の作品となっている。
女優は、全編を通じて顔をマスクで隠しており誰かは解らないが、
Ｇカップの形の良い巨乳に、腰は括れて、尻は大きく張り出した
ムッチリとした肉感のグラマーボディでパイパンである。
特筆すべきは、性的ポテンシャルであり、
感度抜群に反応して痙攣が止まらない状態で喘ぎ悶え、
快楽に飲み込まれてヨガリ狂い、
キレのある激しい痙攣を見せて長々と絶頂すると言う
素晴らしい性的パフォーマンスを発揮している。
また、どうしてこうなってしまったのかと自分の境遇を嘆き悲しみながらも
快楽に堕ちていくヒロインを抜群の演技力で魅せている。
最初のハメ撮りでは、おそらくドラマ的な制約の為、絶頂は1度しか見せていないが、
続くおもちゃ責めパートでは、数え切れない程何度も立て続けに絶頂すると言う
圧巻のパフォーマンスを見せ付けている。
ここまでは悪くない流れであるが、
ラストは、媚薬を注入されて色情狂になったと言う設定で
女優は、オナニーして逝きまくる姿を見せるものの
その後、男優男優小塚竜一がフェラで1度射精してしまった為か
その後のファックでは、ペニスを頻繁に抜いてまともなピストンが殆ど見られず、
女優もファックでの絶頂は1度しか見せておらず、
クライマックスが完全に崩壊してしまい、
女優を、無駄殺しにした最悪の作品に成り下がってしまっている。
総じて、ＡＶ撮影と言う体裁なのか奴隷調教なのかどっちつかずに中途半端で、
さらには、さいごは奴隷堕ちではなく、媚薬堕ちと言う結末で
コンセプトがブレまくっている。
また、タイトルにある「ヤプー」であるが、
もし、『家畜人ヤプー』から取ったのならイカれているとしか考えれない。
本作は調教的な側面もあるもののＳＭ的な要素は皆無であり、
プレイ自体も普通のＡＶと遜色ないもので、
小説の様にＳＭプレイも汚物も人体改造もなく、
全く関連性がないにも関わらず、
三島由紀夫や渋沢龍彦、寺山修司らが賞賛した小説のタイトルの一部を
こんな駄作につけるなど正気の沙汰ではない。
ともあれ、ドラマ的に見ても意味不明の展開であり、
肝心要のセックスにおいてもラストのクライマックスが崩壊している事により
セックスシーンにおいて女優のパフォーマンスを殺してしまい、
女優を完全に完璧に無駄遣いしている。
これだけのポテンシャルを持つ女優を起用して
これだけの駄作を作る事自体、驚異である。
結果的に、抜けない作品である。
