本作は、どこまでが本当で、どこまでが嘘なのか解らず、
故に次の展開が読めないと言うフェイク・ドキュメントの概念が
欠落しているからである。
実際、タイトルから展開や結末が読める短絡的で本当につまらない内容である。
ただ、この様な作風は巷に満ち溢れている事から仕方がないことなのかもしれない。
問題は、肝心要のセックスにある。
温泉リポート後、打ち上げと称した飲み会で酔わした女優を、
男優が口説いてカラミに持ち込むと
直ぐに、監督がカメラを持って部屋に侵入してくるが、
女優はされるがままに愛撫を受けると言う荒唐無稽な展開、
これもよくあることである。
最大の問題は、ドキュメントっぽいパートからずっとしゃべり続けている監督が、
カラミの最中までも変なテンションで頻繁に喋りまくっている事である。
こいつが、何もかも全てをぶち壊しており、
男優と笑えない漫才をするかの様に話し、
女優をからかったり、どうでもいい事を聞いたり、
「スゲー」「ヤバイ」とか必要のない独り言を言い、
女優が痙攣しているシーンを見て笑って嘲り、
女優が「イク」と叫ぶ時に被せる様に言葉を発し、
平気で画面に映り込むと言う非常に不快で鬱陶しく、
ユーザーが画面に集中することを阻む行為をしている。
調子乗るだとか承認欲求だとか自己満足だとか、もはやそんなレベルではない
最低最悪な行為を、どの様な意図をもってしているのであろうか。
ハッキリって、最初のカラミの最中で見るのを中止した。
厳密に言うと見れば見る程に不愉快になり、
もはや見るに値するＡＶではないからである。
obockeyとか言うゴミ監督は、今すぐゴミ箱へポイされなければならない
唾棄すべき存在ある。
そして、この様な作品をリリースしたビッグモーカルは何を考えているのであろうか。
中身を吟味していないのだろうか？
メーカーの上層部は、一度でもヌキ目的で観た事があるのだろうか。
いや、見ていても見ていなくても
予算を使ったから、ゴミでもクソでも目を瞑って流通させているのであろう。
一般社会なら、いくらソースを割いたからと言って、不良品を市場には出さない。
何故なら、企業イメージに著しく打撃を受けるからである。
メーカーのお偉いさん達は、ホームラン級のドアホが徒党を組んでいる
としか思えない。本当に度し難いビチクソどもである。
結果的に、最後まで見る価値のないビチクソ作品である。
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