最初のパートは、波多野結衣と乙葉ななせのセックスである。
ここでは、ネコとタチの役割が明確に別れており、
乙葉ななせは、波多野先生にご奉仕する様にクンニや手マンをし、
波多野結衣は、レズビッチとなって生徒を責めると言うカラミが展開しており、
最後は、「ずっといっしょですよね？」と言った乙葉ななせは、
「心配しないでも卒業したら捨てて上げる」と言われて落ち込んでいる。
2番目のパートは、波多野結衣と夏目優希のセックスである。
親友の落ち込む姿を見て先生のもとへ押しかけ問い詰める夏目優希であるが、
自分達の関係を乙葉ななせにバラすと逆に脅されて、
されるがままに責められると言う流れで、
ここでもネコとタチが主従の関係となっており、
責めと奉仕と言う明確な違いのあるカラミが展開されている。
ただ、途中から「おもちゃにされるのはもうコリゴリなんだよね」と言った
夏目優希が逆襲に転じており、レズビッチであったはずの波多野先生が、
いいように犯られまくられて感じまくると言う展開になっており、
挙句の果ては、突然乱入してきた乙葉ななせに思いっきりビンタされている。
ここから、夏目優希と乙葉ななせが結託して
波多野ビッチをレズ奴隷に堕としていく展開で、
ラストパートは、波多野結衣と夏目優希と乙葉ななせの３Ｐである。
全裸に首輪を付けられた波多野結衣は四つん這いで歩かされており、
夏目優希と乙葉ななせに無抵抗に責めまくられて感じまって逝きまくり、
また、夏目優希と乙葉ななせにご奉仕させられて２人を喘ぎ悶えて絶頂させまくり、
最後は、生徒の足の指や裏を舐めさせらて「おいしいです」と答えている
生徒２人の気持ちを手玉にとっておもちゃの様に扱って自らの性欲を満たす
完全攻撃型のレズビッチ先生波多野結衣が、奴隷に堕ちると言う筋書きを軸として
夏目優希と乙葉ななせの関係性も描かれており、
主役は、波多野結衣であるものの夏目優希や乙葉ななせにも
十分に時間が割かれており、実質的には、トリプルキャストの作品となっている。
ＡＶにおいてのドラマ作品と言うのは、ＴＶドラマや映画とは違い、
全てがカラミを重心として描かれなければならず、
トリプルキャストで、さらにそれぞれの心情、関係を描く様な作品は、
タスクがありすぎて、井坂朋康とか言うＡＶ監督程度の能力では
ディレクション仕切れない。
夏目優希や乙葉ななせは、クオリティの高い女優であり、
そのことで脇役には出来ずに準主役クラスに格上げした結果、
タスクがマルチ化してストーリが浅っぺらいものとなってしまっている。
この事は、波多野結衣や乙葉ななせは解りやすいキャラとなっている反面、
夏目優希のキャラが不透明で理解しづらいものとなっており、
波多野結衣が不自然に、そして性急に奴隷堕ちする展開からも明白である。
ただ、本作はそのストーリーの特性上、
ネコとタチの役割分担が明白となっており、
責め受けがコロコロと変わる様なカラミではなく、
タチは責め、ネコは奉仕すると言うレズ本来のプレイとなっている事で、
ドラマが破綻することなく、かろうじてドラマとして成立させているものの
やはり、歪なドラマ作品であることは否めない。
それはともかく、波多野結衣、夏目優希、乙葉ななせと言った女優陣は、
皆全て、高い性的パフォーマンスを発揮して、
見応えのあるカラミを堪能させてくれる。
女優達のクオリティだけで成立している作品であるが、
結果的に、抜ける作品である。
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