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ゴリとラーのAV放浪記

鑑賞したAVを、感想文的にブログに記録しておこうと思います。

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あの娘のドキュメント AV女優 江波りゅうのすべて

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江波りゅうを被写体にしたタートル今田監督のハメ撮りドキュメント作品である。

HMJMのコーポレートアイデンティティであるパッケージの撮影風景から始まり、

女優が初めてイメージビデオと写真集を撮った場所へと車で向かう事となる。

ここから、江波りゅうと彼女の事務所の社長の高田龍のインタビューが

交互に差し込まれ、さらには目的地の旅館で夕ご飯に舌鼓を打ち、

お酒を飲みながら紫煙をくゆらせる女優、社長、監督が

相見えての会話が映し出されているが、


本来なら、初っ端から40分もの間、エロシーンがほぼ皆無で

女優の自分語りを聞いているだけでも退屈であるにも関わらず、

さらに本作では事務所の社長・・・社長と言っても一人親方のおっさんに

ファーカスの多くが当てられている事により、

普通に考えれば、ハッキリ言ってエロビデオとしては失格である。


だが、本作は普通のエロビデオでない。

なぜならば、このおっさんは、いかつくて可愛いらしい。

憂いを帯びた声で調べを奏でるおっさんは、主演女優が陰って見える程に、

非常に興味深く、最高におもしろい。


惜しむらくは、おっさんの出番がここまでだと言う事である。

まさか全編出ずっぱりな訳にもいかないであろうから致し方のない事ではある。

あるが、『あのおっさんのドキュメント 高田龍のすべて』と言う作品が見たいと

渇望し、切望、熱望してしまう程に、おっさんは魅力に満ち溢れている。


のっけからおっさんに心を持っていかれるものの

この後に展開するハメ撮りでは、女優がその魅力を遺憾無く発揮している。

一見、ミステリアスなクールビューティーが、

ぐてんぐてんに酔っぱらった結果、

幼い少女の様な可愛さを見せたかと思うと幼子の様にぐずり、

感傷たっぷりに涙を瞳に溢れさせると言う取扱いが難解な女と化しており、

監督は焦らず急がず、女優とゆっくりと気持ちを合わせていくかの如く、

じっくりと時間をかけて時の流れに身を任せて堰を切る。

セックスが始まっても女優は少女と大人の女の間を行ったり来たりと感情を揺らし、

監督のパンツを脱がすシーンにおいては、「変なパンツ、だってもう、

このパンツの色が変態ですよね」と不覚にも吹きだす様な言葉を発し、

バックで突かれるシーンでは、「後ろからされるのダメ」と言って

「ダメって何が」と聞かれると「すごい、好き」とツンデレまで発動しており、

酔いが回っているとは言え、AV女優が魅せるセックスとは程遠いカラミ、

やたらとカメラを気にして恥じらったりとベテラン女優らしからぬ振る舞い、

逆に言えば、お仕事モードを全く感じさせない無邪気なセックス、

本当にこのセックスは素晴らしい。

ただ、ラストの顔射フィニッシュにおいて、監督の下半身が血に塗れていたのには

本当にビックリさせられた。結果的には何事でもなかったのであるが・・・。


この後、翌朝の寝起きのシーン、温泉でのイメージシーンからのオナニーなどが

映し出され、車を走らせた先の海では、「ジャバジャバしたいな」と給う

タックトップにジーンズ、さらに眼鏡っ娘姿の女優は堪らなく美しい。

そして、彼女の原点である生まれ故郷を散策する2人、

女優さんは幼い頃の想い出を色々と話してくれる。

全然関係ないけれど、サワガニが食べられる事を初めて知った。


そして、最後のハメ撮り。

ここでの女優は、前半戦の様に酒を飲んではおらず、全くのしらふであることから、

ある意味、プロのAV女優としてのポテンシャルを見せており、

タートル今田監督には珍しくアナルを執拗に責めるなど

前半とはうってかわってのAVらしいの極めて実用性の高いセックスを展開している。


前半が全裸で、後半のカラミが着衣であるとか、そんな小手先の差別化ではなく、

本作では、根幹が全く違う2つのセックスのギャップを堪能できるのも

非常に興味深く、おもしろい。


そして、ラストは、イメージシーンと共にテロップが流されている。

おそらく、本作は女優目当てで見る人が多いであろう事から

このエンディングは間違いではないのであろう。


だが、どこかで見てエンディング。

そう、同じHMJMのカンパニー松尾監督のそれだ。

このタイプのエンディングの肝は、テロップで流される文章なのだけれど、

松尾監督の様に叙情的ではないし、かといって叙事的でもなく、

青臭くもなく、普通のものであり、故にイマイチに感じる。


真似たりパクったりすることは悪い事ではないのかもしれない。

しかし、完全無欠の模倣だったとしても

パーフェクトコピーでは、オリジナルに届くことは出来ても

追い越す事は絶対にない。となれば、ただの劣化コピーにすぎない。

だから、自分流のアレンジを加えなければならない。

コピーをしたものカスタマイズしてオリジナルに届かなかったとしても

それはそれで価値がある。と個人的には思う。


それはさておき、比較対象してイマイチなエンディングであったとしても

それが、この作品を龍頭蛇尾にする様な事は皆無であり、

なんらクオリティを低下させるものではない。

なぜなら、本作の真価は、上っ面の飾りなどにはなく、

深い深い根幹部分にあるからである。


前作の春原未来さんの時にも感じた事であるが、

タートル今田と言う監督は、天体を観測するスターゲイザーの如く

時の流れに身を任せて、女優をコントロール下に置こうとしたり、

シナリオに沿った誘導をせずに、ありのままの姿を、あるがままに撮影している。

故に、おっさんと言い、江波りゅうと言い、極めて魅力に満ち溢れた存在として

映し出されるのであろう。


江波りゅうさん。見た目は、ミステリアスなクールビューティーであるが、

本作の中の彼女は、よく喋る明るいお姉さんだったり、可愛い娘さんだったり、

甘えん坊な幼い少女だったり、男前な気質や真面目な一面、

そして、クレバーな大人の女、魅力に溢れた多面性を見せる。

本当に、素晴らしいドキュメント作品であると思う。


そして、大切な事だから最後に言っておかなければならないのは、

男惚れするくらいに、おっさんも魅力的である。
 


あの娘のドキュメント AV女優 江波りゅうのすべてあの娘のドキュメント AV女優 春原未来のすべて


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どうでもいい話ですが、今更ながら本作を見たのは、

故意にスルーしていた訳ではなく、不覚にも気付かなかったから。

厳密に言えば、気付かなかったではなく、気付けなかった。

では、何故気付けたのか。それは「音楽だいすきクラブ」の中の人が、

Twitterで絶賛していたからです。

『あの娘のドキュメント AV女優 春原未来のすべて』の時と同じパターンです。

良質のAVを教えてくれたのが、非AVクラスタである事を鑑みると

僕の様にAVを見まくっている人間よりも

他のジャンルに精通している方の

張っているアンテナが高感度なのは自明の理ですね。南無。

| RYU(江波りゅう) | 22:30 | comments:2 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT

オッさんと呼ばれた男

読んでいて恥ずかしくなるほどのお褒めの言葉を頂きありがとうございます。
でも、あの作品は私個人としては⁇です。
江波の邪魔をしたなあという気持ちです。
何年か前にテレビに流れていたCMの《たしかか焼酎のものかと》セリフ『主役より目立つなあ〜ッ』が聴こえてくるような。
高田龍に興味があれば、名前をググればいろいろ出てきます。

これからも、江波りゅうを宜しくお願いします。

| 高田 龍 | 2015/08/15 12:05 | URL |

高田龍様へ

高田龍様、温かいお言葉を頂き、誠にありがとうございます。

そして、おっさん呼ばわりの無礼をお許し下さい。

あなた様が魅力的故に、記事の中では強調して書いてはおりますが、

決して、主役より目立つと言った意味ではなく、

高田龍様の存在が、そして江波りゅう様との関係性が

あの作品のクオリティの高さに貢献しているようにと思えてなりません。

末筆ながら高田龍様、江波りゅう様のご健康と一層のご活躍を心よりお祈り申し上げます。

| ゴリとラー | 2015/08/15 22:21 | URL |















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