ゴリとラーのＡＶ放浪記

桜井あゆ　佳苗るか 鳴美れい 山口二菜 星野あかりを
キャスティングしたオムニバス作品である。

男優との組み合わせは以下のとおり。

渡辺琢磨×桜井あゆ、ムーミン×佳苗るか、大沢真司×鳴美れい、
ムーミン×山口二菜、ムーミン× 星野あかり

ムーミンの出現率が高くなっている。

基本的なコンセプトとして、女の子が甘える様に可愛く男子を誘い、
イチャイチャしたラブラブのＨが展開すると言うものであり、

変な趣向を凝らすことなくカップルのプライベート感あふれるカラミとなっており、
光の使い方が巧いカメラワークとも相まって綺麗なセックスが堪能出来る。

ソフトなセックスが展開されている事から、絶頂シーンが少ない傾向があるもの
1パート当たり約30分と言う時間配分とその内容から不満は感じられない。


3パート目までのフィニッシュは、順に腹に射精、ゴム中出し、腹に射精と
なっているが、4パート目に関しては、顔射となっており、

フィニッシュの差別化を意図したものであるかもしれないが、
プレイベートのセックスで顔射などしようものなら、

確実に金玉を蹴り上げられると言う事を鑑みれば、
ハッキリ言って、この時点で作風に整合性が見られなくなっており、

さらには、ラストの星野あかりは、初っ端から痴女と化して
Ｍ男を責め倒すと言った全く毛色の違う演出で、

パート間の差別化とか言うレベルではなく、

もはやカップルとかイチャイチャとかラブラブな雰囲気は一掃されて
違和感しか感じられないパートがラストにインデックスされている事で、

何もかもが破綻しているとしか言いようのない龍頭蛇尾な作品となってしまっている。

ハッキリって、ＤＶＤ用に撮り下ろした訳ではなく、
動画配信したものを寄せ集めたものであるならば、

コンセプトに沿った整合性のあるパートをインデックスするべきであり、
製作陣の全く以って度し難い無能さには、目を見張るものがある。


桜井あゆ、佳苗るかに関しては、個人的には既出の女優さんで、
相も変わらず高い性的パフォーマンスを発揮しており、

鳴美れいは初見であるが、次に単体主演作品が出れば「買い」と思わせる程の
高いパフォーマンスを見せており、良い女優さんを発見した。

山口二菜も初見であり、決して悪くはないものの
パフォーマンス的には凡庸に感じられた。

そして、星野あかりさん。私は彼女のデビュー作を含め初期の作品を見ているが、
その頃から比べると随分と様変わりされたものである。

だからこそ生き残ってこられたのであろうが、
個人的には痴女には全く興味がないので、言及は避けたいと思う。


ともあれ、ラストの痴女パートは除けば、くどいエロビデオが氾濫する中で、

一服の清涼感のあるセックスは極めて新鮮に感じられ、

利休ヅラで「これは良い」と言えるＡＶである。


結果的に、抜ける作品である。






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