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ゴリとラーのAV放浪記

鑑賞したAVを、感想文的にブログに記録しておこうと思います。

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RX-78 GUNDAM

RX-78-2-49.jpg

ファーストガンダム(以下「ガンダム」という。)について解説したい。

本機は、プロトタイプと言われることがままあるが、それは間違いである。

なぜならば、ガンダムの量産型は存在しないからである。

GM(ジム)は、ガンダムの量産型であるとの風評は以前から存在するが、

ガンダムは腹部に脱出用小型戦闘機コア・ファイターを内蔵する


コア・ブロック・システムを採用しているが、

ジムは一体型のモノコックボディであり、

ガンダムはビームライフルを装備できる程の高出力な核融合炉を持つが、

ジムはスプレーガンと言うショボショボな兵器しか装備出来ない。

また、装甲の強度が桁違いであり、

基本的に、設計及び構造は全く別物である。


プロトタイプと言うのは、原義的には量産モデルに発展させることが前提の

量産前での問題点の洗い出しのために設計・仮組み・製造された原型機の事を指し、

このことからもガンダムは、ジムのプロトタイプではない事が伺える。


では、ガンダムは、どのような意味合いの機体だったのであろうか。

連邦軍は、ジオン公国よりも10年は遅れていると言われていたが、

ガンダムは、1年戦争当初に配備されたザクを大きく凌駕する性能が

与えられている。この事は矛盾でもなんでもない。

リスースのないジオン公国が、地球連邦政府に戦争を仕掛ける事が出来たのは、

新兵器たるモビルスーツを開発できた事に拠る所が大きく、

当時の連保軍は、モビルスーツの開発に躍起になっていたのは想像するに容易い。


故に、ガンダムは量産目的のプロトタイプなどではなく、

技術を開発し、蓄積する為に、量産目的ではなく、採算性を度外視した

開発機もしくは、試作機と言った位置づけだったのであろう。

すなわち、ワンオフのスペシャルな機体であったと言う事である。

この事は、パイロットの帰還率の向上と貴重な実戦データの回収のため、

腹部に脱出用小型戦闘機コア・ファイターを内蔵するコア・ブロック・システムを

採用した事でも明らかである。


兵器と言うのは、開発もしくは、発明しただけでは意味を持たず、

量産できてこそのものであり、ラインで量産をする技術を持たなければ、

どんな高性能な兵器を開発しても意味はない。


ジオン公国は、戦争終盤にはガンダムと同レベルのスペックを持つ

MS-14 ゲルググと言うMSを量産して配備している事から、

ジオンは、連保軍に比べて驚異的なテクノロジーを持っていた事が理解できる。


戦争に、「if」はないが、もしガンダムが量産できたとしたらどうであろうか。

おそらく、戦局に変化はなかったものと思われる。

先にも述べた様に、ガンダムはハイスペックな機体であり、

ニュータイプと目されていたアムロ・レイであればこそ、

乗りこなして大きな戦果を挙げる事が出来たが、

その他多くのパイロット達では、操縦するのも難しかったであろう。

ザクに対しては、その装甲から戦死者を出さずに済んだかもしれないが、

ビーム兵器を装備するゲルググが戦線に投入されれば、

ガンダムの装甲は意味をなさない。

すなわち、新兵器であるモビルスーツに対して多くのパイロットの練度は低く、

車で例えるならば、F1をドライブするよりも高性能な一般車の方が、

乗りこなしやすいと言うことである。


その意味で、ザクと同程度のスペックを持つジムと言う機体は、

大勢のパイロットにとって扱いやすいMSであったろうし、

量産に漕ぎ着けた連保軍は、その圧倒的なリソースを活用して、

総力戦に持ち込んで物量で圧倒し、結果、1年戦争を勝利した。


今日の講義はここまでとします。

次回のモビルスーツ史は、「CK3-25 ミクラス」についての講義となるので、

必ず予習をしてくるように。それでは必ずお元気で、ごきげんよう!



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