ゴリとラーのＡＶ放浪記

この様な作品の場合、往々にして冗長に感じられるものが多いが、

本作は、ソファーや窓際、椅子、ベッドと場面を移動させ、

女優は、着衣、下着、ショーツのみ、全裸、バスタオル姿からの全裸と

シーンをチェンジし、射精する部位を違わせたりと

ロケーションとシチュエーションを変化させて組合す事で、

冗長化を防いでおり、退屈に感じられる事はなかった。


タイトルにある「10回射精」の内訳であるが、

順に、１セックス。２セックス。３手コキ抜き。４手コキ抜き。

５シックスナインでの手コキ抜き。

バスルームでイチャイチャしながらシャワーを浴びるシーンを挟んで、

６セックス。７手コキ抜き。８手コキ抜き。９セックス。１０手コキ抜き。


冒頭に記述した様に、これらのプレイがシームレスに映し出されている。


そして、本作は企画そのものに問題を孕んでいる。

即ち「10回射精」と言う男目線からの縛りがある事で、

手コキ抜きシーンが、立て続けにインデックスされており、

全般的に退屈には感じられないものの冗長に感じられる局面がある。

10回などと縛りを設けなければ、クオリティの高い作品になる可能性があると

個人的には思われた。

しかしながら、馬鹿の真骨頂な制約の中で、

クオリティを最大限に上げている製作陣は、賞賛に値する。


また、作品の性質上、男優を1人しか起用出来ない中で、

畑中哲也を起用しているのは、根本的にミスキャストであると思われるが、

ただ、女優の絶頂時の為を作っている事で、

逝く時の反応が鮮明に映し出されている事は評価できる。


女優は、男優に拠らずにポテンシャルを発揮できるタイプである事が功を奏し、

感度抜群にビクッビクッと痙攣して喘ぎ悶えてヨガリまくり、

弾ける様な激しくキレのある痙攣を長々と見せて

数え切れない程何度も絶頂して逝きまくると言う

素晴らしい性的パフォーマンスを発揮して見応えのあるカラミを堪能させてくれる。


結果的に、確実に抜ける作品である。



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