ルウム戦役における戦闘の描写から始まり、
二階級特進して少佐となり、連邦軍から「赤い彗星」と恐れられる事になった伝説の
赤いザクを駆るシャアが戦闘艦艇5隻を撃沈するシーンは感動ものであり、
ファースト世代ならば、初っ端から脳みそを鷲掴みにされて持っていかれる。
その後、、ジオン・ズム・ダイクンの毒殺からラル家との政争を勝ち抜き
台頭していくザビ家一党、キャスバルとセイラ、そしてジンバ・ラルが
地球に脱出するまでが描かれる。
ランバ・ラルとハモンさんの活躍による脱出劇はそれなりに楽しめるものの
本作は、どちらかと言うと顔見世興行的な意味合いの方が濃いように感じられた。
とは言え、若き日のシャアやセイラとその母上、ザビ家の面々、ジンバとランバの父子
そしてハモン様などの姿を見る事ができるのは、感謝の極みである。
妙齢のハモン様も良いが、若き彼女も素晴らしく美しく、
ランバ・ラルとドズル・ザビは、後年から想像もつかないくらいに
おちゃめなキャラクターであるし、
ジンバ・ラルと言う政治家は、ヘタレである。
ヌードシーンがサービスされているキリシア様であるが、
若かりし日の彼女の髪の毛の色は赤毛である。
後年、金髪となっているのは、キャスバルとの関連性が原因なのだろうかと
色々、想像してしまうのも楽しい。
ファースト世代にとっては、非常に懐かしい面々が登場するのだが、
それは僕達が知っている彼らではなくて、若き日の彼らであり、
僕達が全く知らない世界が描かれており、
最古参の新参兵の様な印象の作品である。