ゴリとラーのＡＶ放浪記

13歳にして見事なハゲとなった少年ハロルド、痔も患っており、

肌と前立腺はティーンのそれだが、どう見てもおじいさんルック。

そんな彼でも町の人々は、ありのままの中学生として受け入れてくれるユートピア。

だが、初っ端から母親の昇進で引っ越しと言う悪夢に見舞われる。

当然彼は反対するが、母児家庭ではどうしようもない。

そして、ショッピングセンターが3つもある都会？へ引っ越し。

当然、学校ではイジメの対象。生徒だけからでなく、教師からも。

友人は出来るものの彼らは全員イジメられっ子で、

これで一人辺りのイジメの時間が減ったなどと宣う。

で、ぶーちゃんに好意をもたれるが、

彼は分をわきまえずに学校一のマドンナに一目惚れ。

本当の意味で、彼の友人となるのは、用務員の黒人。

そして、ストリッパーやその店の常連。

そして、ずっとイジメられたままながら用務員さんに助けられ

なんとか学校生活を過ごす。

そして、クライマックスは、ゴーカートレース。

お隣のセクシーおばあちゃんのお古の車いすを、用務員さんがフルチューンして

ハゲ男はイジメっ子に挑む。

マシンに細工されたり、後ろから追突されてコースアウトして最後尾に落ちるものの

ストリッパーがおっぱいを丸出しにしてハゲ男を支援。

中学生がそんな代物見せられたら鼻血ブーの先頭集団クラッシュアウト。

最後は、ハゲ男優勝。何故か言い寄るマドンナをふって、ぶーちゃんとお付き合い。

スクールカーストの最下層から脱出して、彼は居場所を見つけると言うストーリー。

完全なＢ級映画なんだけど、主役はスペンサー・ブレスリン、

用務員さんにキューバ・グッディング・Jr、←オスカー男優

ぶーちゃん女子役は、「ヘアスプレー」に主演したニッキー・ブロンスキーなど

豪華キャストになっている。


この映画のおもしろい所は、主人公がどうしようもない苦境を悟った様に

受け入れて努力をしないこと。マドンナにアピるのは別として・・・。

彼を、最下層民から脱出させてくれるのは、用務員さんであり、

レースで一肌脱いでくれたストリッパーのお姉さん。

だから、この作品は主人公の成長の物語じゃないんです。

じゃあ、一体何なんだって言う話ですよね？