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ゴリとラーのAV放浪記

鑑賞したAVを、感想文的にブログに記録しておこうと思います。

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複製された男

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大学の歴史講師アダムは、なにげなく鑑賞した映画の中に

自分と瓜二つの俳優を見つける。興味を持ったアダムはその俳優アンソニーの居場所を

突き止める。その後、2人は顔、声、生年月日などすべてが一致することを知る。

やがてアダムの恋人メアリー、アンソニーの妻ヘレンを巻き込んでと言う

ストーリー展開であるが、


天空にそびえる程の大きな蜘蛛が都会を歩いていたり、

アンソニーの妻ヘレンが蜘蛛に化けたりと荒唐無稽で、

映像をトレースしただけでは到底理解できない内容である。

作品の冒頭に、「カオスとは未解読の秩序である」とある様に、

本作は一人の男の潜在意識を映像化したものであり、

故に、映像だけを見れば意味不明の作品であるが、

例えば、蜘蛛が再三登場するが、アンソニーが事故った場面、

車のひび割れたガラスは蜘蛛巣であったり、

秘密のエロスな地下クラブのカギが親展に入っていたりと

未解読を秩序化させる為のサインやイコンが様々に埋め込まれており、

それを元に解読する楽しくも難解な作業を要求される。

ただ、最適解を明らかにされず、また示唆する演出もない事から、

解釈やエンディングが曖昧で謎が多く、

見た人間が想像した解釈をすれば良いと言う観客丸投げ型の映画である故に

この作品を読み解いた答えは、鑑賞した人の数だけあると思われる。

僕の理解できた範疇では、教師と言う社会的信用があり、

常識人として生活している男の潜在意識の中に潜んでいる

自己中心的で、エロティックで、暴力的な因子が映し出されていると言う解釈です。


ともあれ、個人的には特務機関に監督を補足、拉致させて監禁した上で

自白剤を投与して最適解を吐かせたい欲望にかられました。



複製された男複製された男 (ブルーレイディスク)

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